腸管出血性大腸菌感染症に注意しましょう

更新日:2020年01月07日

腸管出血性大腸菌感染症とは

 大腸菌は、家畜やヒトの腸内にも存在し、そのほとんどは害がありません。しかし、中にはヒトに下痢などの症状を引き起こす大腸菌があり、病原性大腸菌と呼ばれます。病原性大腸菌は約170種類ありますが、そのうちベロ毒素を産生し、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こすものは腸管出血性大腸菌と呼ばれ、代表的なものは0-157、026、0111などです。重症化するものの多くは0-157です。

感染経路

 飲食物を介する経口感染がほとんどで、菌に汚染された飲食物を摂取するか、患者の糞便で汚染されたものを口にすることで感染します。0-157は感染力が強く、通常の細菌性食中毒では細菌を100万個単位で摂取しないと感染しないのに対し、わずか100個程度の菌数の摂取で発症するといわれています。

症状

 多くの場合、3~5日の潜伏期間があります。激しい腹痛をともなう頻回の水様便の後に血便が出現します(出血性大腸炎)。患者の6~7%は発症数日後から2週間以内に、ベロ毒素の作用により溶血性貧血、急性腎不全を来し、溶血性尿毒症症候群(HUS)を引きこすことがあります。

予防

食品の衛生的な取り扱いの徹底

  • 外出からの帰宅時、調理前、食事前、トイレの後等には、手を洗う
  • 腸管出血性大腸菌は75℃で1分間加熱すれば死滅します。食肉はできるだけ生食を避け、中心部まで十分に加熱することが重要です。
  • まな板やふきんは使用のたびにしっかりと洗い、熱湯や塩素系消毒剤(次亜塩素酸ナトリウム)で消毒する

動物とのふれあいの際の注意点

  • 動物と触れ合った後には、必ず、石鹸を使用して十分に手洗いをする
  • 動物の糞便に触れない
  • 動物とは、キスなどの過剰なふれあいをしないようにする
  • 動物とふれあう場所では、飲食や喫煙などをしないようにする。

患者からの二次感染の防止

  • トイレの後やオムツ交換の後の手洗いは流水・石鹸で確実に行い、消毒用アルコール等で消毒する。
  • 便で汚染された衣類やオムツ等は消毒(薬剤などへのつけおき)してから他のものとは別に洗濯する。
  • 入浴はシャワーですませ、バスタオルは共用しない。
  • 患者やその疑いのある方はプールや共同浴場の利用を控える。

関連情報

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