いずみしみず
泉清水えんぶり 

泉清水えんぶり

市指定:泉清水えんぶり

 南郷区の泉清水地区に伝わる泉清水えんぶりは、3人の太夫によるどうさいえんぶりで、天保の頃から始められたといわれています。戦時中に一時やめていましたが、戦後復活させ、伝承されてきました。
   演目には、摺(す)り始め、中の摺り、摺り納めのほか、松の舞、喜び舞、大黒舞などがあり、南部町(旧名川町)のえんぶりと結びつきが深いと考えられます。

なかのかぐら
中野神楽

中野神楽

市指定:中野神楽

 中野神楽は、南郷区の中野地区において伝承されてきた伝統芸能です。詳細は分かりませんが、中野小学校の近くにある月山(がっさん)神社に「奉再光中野村中常院享保十五年(1730)十月六日」の銘を持つ獅子頭が残っていることから、相当の歴史がある神楽です。昭和の初期には、三八城(みやぎ)神社、龗(おがみ)神社などに行って演じたこともあったそうです。また、カスミと称して、中野、市野沢(いちのさわ)などの地域を、隔年で春祈祷に回っています。
   現在では、中野月山神社、市野沢稲荷(いなり)神社、軽米(かるまい)八幡宮例大祭などで神楽を奉納しています。

おおたいだいかぐら
大平大神楽

大平大神楽

市指定:大平大神楽

 この大神楽のはじまりは、江戸時代に庶民の間にはやった「お伊勢参り」に由来すると言われます。大きくて赤い獅子頭なので大神楽ですが、一説には、代参(だいさん)の神楽すなわち代神楽という説もあります。
   南郷区の大平大神楽は、伝承は不明ですが、南部町(旧名川町)の五日市(いつかいち)や助川(すけがわ)の大神楽ときわめて似ているといわれています。
   毎年1月に春祈祷を実施しているほか、南郷区郷土芸能発表会の出演や老人ホームへの慰問など幅広く活躍しています。

しまもり                   かぐら
島守小学校神楽

島守小学校神楽

市指定:島守小学校神楽

 八戸市南郷区の島守地区では、岩手県軽米(かるまい)町の金剛院(こんごういん)神楽の流れをくむ島守神楽が、明治20年代から始められ、伝承されてきました。現在は、龍興山(りゅうこうさん)神社例大祭での奉納を中心に、地域の様々なイベントにも参加し、精力的に活動しています。
   この島守神楽とともに活動する島守小学校神楽は、昭和46年に結成された神楽クラブが始まりです。児童は、伝統芸能を継承するために、大人から番楽(ばんがく)と剣舞(つるぎまい)を習い、その成果を芸能大会や学習発表会で披露しています。

しまもりこまおどり
島守駒踊

島守駒踊

市指定:島守駒踊

 駒踊は、古来馬産地として有名な青森県南東部、旧南部藩(なんぶはん)領地域に特有の伝統芸能のひとつで、「野馬捕(のまど)り」の様子を芸能化したものといわれます。
   島守駒踊は、昭和20年頃に始められたもので、えんぶりの門付が戦争で来なくなったため、それに代わるものとして、当時の福地村杉沢にあった駒踊を、その師匠から習い伝承しました。
   以前は、毎年2月の初午の日に、その年の豊作祈願・家内安全を願って、村の門付をしており、相畑(あいばた)、田代(たしろ)、古里(ふるさと)、七枚田(しちまいた)の方まで回ったといいます。

しまもりとらまい
島守虎舞

島守虎舞

市指定:島守虎舞

 島守虎舞は、八戸市南郷区の、島守地区において伝承されてきた伝統芸能です。
   虎舞は、荒れ狂う虎を、ササラを持った子供の純真な神通力(じんつうりき)で導くというもので、それによって虎の霊力が悪魔払いや火伏(ひぶ)せに対して効力を発揮すると考えられています。また、虎の「千里行って千里戻る」という伝説から、航海安全も願う芸能でもあり、全国の太平洋沿岸部に分布しています。
   八戸地方では、虎舞に頭を噛んでもらうと、その年は病気にかからないとか、頭がよくなるなどと言われています。

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