●県無形民俗文化財 法霊神楽● 法霊神楽(ほうりょうかぐら)は、内丸(うちまる)おがみ神社に伝わる 山伏系統の神楽です。八戸三社大祭(さんしゃたいさい)の 神輿徒御(みこしとぎょ)の行列で行われるたくさんの獅子頭(ししがしら) による一斉歯打ち(いっせいはうち)は圧巻です。 この神楽は、六月に行われるおがみ神社の例大祭や 小正月の春祈祷(はるきとう)などでもお馴染みです。 演目も一般的な権現舞・山の神などのほか、曲技的な杵舞(きねまい)や 剣舞(つるぎまい)など多くの演目を有しています。 また、早池峰神楽(はやちねかぐら)で見られ、当地にはない 八幡舞(はちまんまい)という演目があるのも特徴的です。
●市指定文化財 - 八戸藩伝神道無念流居合 - ● (はちのへはんでんしんとうむねんりゅういあい) 神道無念流(しんとうむねんりゅう)は、 今から約二百六十年前信州飯綱(しんしゅういいつな)山中で 福井兵右衛門嘉平(ふくいへいえもんかへいという)兵法者が、 神技を得て開眼し、世に広めたものといわれ、江戸時代には武士の間に 急速に広がり、剣術の一流派として隆盛しました。 八戸には慶応二年に伝承され、北村益(きたむらます)氏が明治三十三年に 免許皆伝を許され定着します。 その後、居合道師範故小瀬川充(こぜがわみつる)氏らが中心となって 保存会を結成し現在に伝えています。毎年、櫛引(くしひき)八幡宮や 三八城(みやぎ)神社で奉納演武が行われています。
●県技芸 根笹派大音笹流錦風流尺八● (ねざさはおおねざさりゅうきんぷうりゅうしゃくはち) 文政元年(1818)に津軽藩に伝えられ、以来津軽地方で 伝承されてきました。現在、他県でも演奏されている同流派の尺八は、 すべて津軽地方で継承されていたものが伝わったものといわれ、 尺八の伝統を伝える貴重な一派として、昭和五十六年に県技芸に 指定され、伝承者四名が保持者に認定されました。 八戸では、津軽地方の伝承者後藤貫風(かんぷう) -清蔵- 師の直弟子である 須藤清風(せいふう) -任子(たかこ)- 氏が同流派を継承し、平成九年に 県技芸の保持者として認定され、現在にその伝統を伝えています。