発表内容

  1. マニフェスト2期目3年間の進捗状況について
  2. 「はっち市2012 ~はっちがちっちゃな街になる~」の開催について
  3. まちなかイルミネーション「Lighting Symphony はちのへ冬灯り」の実施について
  4. 美術館特別展「魔法の美術館」連携事業について
  5. 平成24年度南郷名画座事業について

◇その他の質疑応答

1.マニフェスト2期目3年間の進捗状況について

 それでは、マニフェスト2期目3年間の進捗状況を取りまとめましたので、その概要についてご説明いたします。

 私は、平成21年10月の八戸市長選挙において2期目のマニフェストを掲げ、そして市民の皆様の信任をいただき、市政に携わってまいりました。
2期目の市政運営にあたりましては、私が約束したマニフェストの実現のため、第5次八戸市総合計画後期推進計画を1年前倒しして策定し、戦略プロジェクト等の重点施策としてマニフェスト施策を位置づけ、この3年間その実現に向けて全力で取り組んでまいりました。
昨年11月には、任期4年の前半2年間の総括として、「マニフェストの進捗状況~2期目2年間の中間報告~」を示しましたが、その後の1年間の進捗を踏まえ、この度、「2期目3年間の進捗状況」を取りまとめたものであります。

 お手元には「マニフェスト2期目3年間の進捗状況」の本冊とその付属資料をお配りしておりますが、本冊に従いまして御説明いたします。

 2ページ目をお開き下さい。私の2期目のマニフェストでは、「安心・安全社会の実現」、「さらなる活力創出」、「新たな行財政改革と住民参画」の3つの柱をもとに、24のマニフェスト項目、100の施策、11の数値目標を掲げました。

 この度の報告は、昨年度の中間報告時と同様、(1)「100の施策の実施状況」、(2)「11の数値目標の達成状況」、(3)「24のマニフェスト項目ごとの市民満足度」という3つの観点から取りまとめを行っております。

 それでは、3ページをご覧下さい。
まず、「100の施策の実施状況」でありますが、全100施策中、「実施済」又は「実施中」が96施策、「検討中」が4施策となっております。
「実施済」または「実施中」のうち、時期または内容を見直して実施しているものは14施策となっております。
なお、昨年の中間報告の時点では、時期や内容の見直しを行ったものを含めた「実施済」または「実施中」の施策は、86施策となっており、この1年間で新たに10施策に着手したことになります。

 次に4ページをお開き下さい。
2つめの「11の数値目標の達成状況」でありますが、まず、平成23年度までの目標としていた「市内全小学校での安全・安心マップ作成」については、平成23年度時点では全47小学校中46校にとどまったものの、平成24年度は全小学校において作成しております。
また、4年間での目標としている10の数値目標については、「誘致企業数」は、平成24年10月末現在で既に目標値を上回っております。そのほか、「病後児・病児保育施設数」、「放課後児童クラブ数」、「認知症サポーター数」、「自主防災組織組織化率」、「地域密着型教育実施校数」、「民間企業広告収入」の6つの数値目標については、目標達成に向けて着実に増加しております。
「コンテナ貨物取扱量」は、平成22年度まで着実に増加していましたが、東日本大震災の影響により一時的に減少したものの、徐々に回復してきております。
「ふるさと納税額」については、平成23年度は震災復興の寄附金により急激な伸びを示しております。
一方で、「市税徴収率」は減少傾向にあります。

 次に5ページをお開き下さい。
3つめの「24のマニフェスト項目ごとの市民満足度」でありますが、この市民満足度は、第5次八戸市総合計画の進行管理を行うため、策定に携わった委員及び市政モニターの約250人のほか、今年度分からは八戸市復興計画策定に携わった委員を含めました有識者の方を対象に毎年実施しているアンケート調査の結果を、0・1・2・3点の4段階に数値化したもので、アンケートの設問項目の中から、24のマニフェスト項目に関連するものを抽出し、その推移を平均点として示したものであります。

 まず、3年間の推移をみますと、平成21年度と比較して、全ての項目で満足度が向上しております。
市民満足度の伸び率でみますと、「1.安心・安全社会の実現」では、「防犯体制の強化」や「防災社会の構築」、「2.さらなる活力創出」では、「中心市街地のにぎわい回復」や「雇用の維持・創出」、「地域経済の活性化」、「3.新たな行財政改革と住民参画」では、「増税なき歳入の増」や「行政の危機管理体制の強化」、「新しい行財政改革の推進」に関する項目の伸び率が比較的高くなっております。

 マニフェストの進捗状況についての説明は以上であります。マニフェストに掲げました100の施策につきましては、おおむね実施できておりますが、11の数値目標につきましては、マニフェスト施策の推進により着実に効果が表れているものがある一方で、東日本大震災の影響や全国的な景気の低迷等により、4年間での目標達成に向けてハードルが高いものもあります。また、24のマニフェスト項目における市民満足度は、平成21年度と比較して、全ての項目で数値が上向いております。私といたしましては、この3年間で、当市の前進・成長の大きな起爆剤となる事業を手掛けることができているものと考えております。

 市民の皆様には、この進捗状況報告をご覧いただき、これまでの3年間の市政運営に対しご意見等をお寄せいただければと考えております。また、2期目の仕上げとなるこれからの1年間の市政運営につきましても、市民各界各層のお知恵をお借りしながら、市勢の発展と市民生活の向上のため、マニフェストの実現に向けて全力を尽くしてまいりますので、引き続きご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

配付資料

 

【案件1に関する質疑】

Q.
マニフェストの関係で残り1年の任期ということで、マニフェストの進捗状況は震災の影響等も受けながらも順調ということでありましたが、市長が今後、力を入れていきたい部分と、マニフェストにこだわらず、あと1年で何か進めたいものがありましたらお知らせください。

A.(市長)
マニフェストにつきましては、先ほど、かなり詳しく報告させていただきましたが、数字的な面では、それなりに成果を上げてきていると思っております。ただ、狙った効果、中身がそのとおりになっているのか、これは議会でも取り上げられておりますので、実施済み、実施中それぞれについて、しっかりと当初の目的どおりの効果を発揮しているかどうかを確かめながら、それらをより効果的なものとして、施策が展開されるように、そこに重点を置いて、これから1年間、進めていければと思っております。まだ手が付かないもの、検討中のもの、少し難しいようなものについては、さらに知恵を出しながら、手掛けるような努力を続けていくということに尽きると思っております。
マニフェストに限らずということでありますが、まさに限らずの第1の柱が、やはり災害からの復旧・復興だと思っております。だいぶ見た目のハード部分では回復がしてきているわけでありますが、まだ200名ぐらいの方が自宅に戻れず自宅を失った状況にあり、また県外からも300人ぐらいの方が避難してきているといった皆さんの生活再建を最優先に考えながら、まだまだ完全に立ち直ったとは言えない状況にありますので、災害への復旧・復興を最優先にやっていく必要があると思っております。

Q.
2期目3年を終えられたというところですが、現時点での3期目のお考えがあればお聞かせください。

A.(市長)
まだ、まったく白紙です。3期目の選挙といったものはですね。

Q.
どういったところを判断というか、考えていくとかいったものは・・・

A.(市長)
そうですね。まだ考えていないですね。残り1年を全力でやっていくんだということ以外には、いまのところはまだ何も考えていないです。

 

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2.「はっち市2012 ~はっちがちっちゃな街になる~」の開催について

 はっち市実行委員会と八戸市の共催により、今月23日(金)から25日(日)の3日間開催する「はっち市2012 ~はっちがちっちゃな街になる~」についてお知らせいたします。
はっちは、「会所場づくり」「貸館事業」「自主事業」の3つを柱に運営しておりますが、その中の「自主事業」については、(1)中心市街地の賑わい創出、(2)文化芸術活動の振興、(3)ものづくりを通した新しい価値の創造、(4)八戸の魅力発信・観光を通した地域活性化を基本方針に各種事業に取り組んでおります。
このたび開催するはっち市は、この基本方針の中の「ものづくり事業」の一環として、初開催の昨年に引き続き開催するもので、県内外から多くの作家が参加して実施される本格的なクラフト展となります。
クラフト展は、一般的には屋外で開催されますが、天候に影響されることのないよう、はっち全館を使用した屋内での開催となり、陶磁器・ガラス・金属加工・木工・染織り・粘土・漆工・皮革加工・布・洋服・竹工芸など、様々なジャンルのものづくり作家が、北は北海道から南は九州まで82名参加する予定であり、まるではっちが小さな街になったように館内各所に楽しいお店が点在いたします。
また、飲食ブースも各所に設置し、館外の外周では朝市の名店やアウトドアの料理を、4階ではブラジル・ポルトガル・イタリア・フランスなどの各国の珍しい料理を、そして5階ではくつろげる空間でカフェとスイーツメニューを味わうことができます。
このほかに、2階シアターでは3日間、様々なジャンルのライブや、記録映像作家の岡村淳氏によるドキュメンタリー映画の上映とトークセッションなどを開催するほか、フォーラム八戸では、映画創世記の名作「メリエスの素晴らしき映画魔術&月世界旅行」を連携企画として上映いたします。
また、3階のギャラリーでは、「ピグミーの樹皮布 ~アフリカのふんどし~」と題した展示会を、4階こどもはっちでは「いらっしゃい!こども商店街」と題した職業体験のミニキッザニアを開催いたします。
さらに、館内及び周辺が100以上の店舗やイベントブースで埋め尽くされ、県内外から多くの出展者や来館者が来ることが予想されることから、近隣に観光客向けの特設ブースを設けることとしております。
このはっち市をとおして、便利な社会で失われつつある手作りの大切さや面白さを体感していただくとともに、全国から集まったものづくり作家同士の相互交流を通して新しい才能が育まれ、ものづくりの振興が図られるよう、さらには街の新たな魅力と賑わい創出につなげていきたいと考えております。

 

配付資料

 

【案件2に関する質疑】 

 特になし

 

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3.まちなかイルミネーション「Lighting Symphony はちのへ冬灯り」の実施について

 平成24年12月1日(土)から平成25年1月20日(日)の間、市庁前ロータリーのヒマラヤ杉や市庁前広場、中心商店街にイルミネーションを設置するイベント、「Lighting Symphony はちのへ冬灯り」について、お知らせいたします。
本イベントは、来街者が減少する冬季における中心市街地の賑わい創出を図るとともに、東北新幹線八戸開業10周年記念、さらには東日本大震災からの復興を祈念して、まちなかイルミネーション実行委員会が実施するものであります。
今年は、シンボルツリーであるロータリーのヒマラヤ杉のほか、ロータリーの低木、市庁前広場各所等にもイルミネーションを設置し、昨年よりも多い合計約5万球のLED電球で一帯が鮮やかに彩られます。
また、昨年同様、商店街振興組合三日町三栄会・八戸市十三日町商店街振興組合にご協力頂き、三日町・十三日町の街路樹でイルミネーションを点灯するほか、公会堂前広場でもイルミネーションを点灯するなど、まちなか全体がイルミネーションの灯りで鮮やかに彩られます。
初日の12月1日(土)には、市庁別館前広場において、キャンドルの灯火の中でのカウントダウンや幼稚園児による合奏のほか、ハンドベルの演奏などによるオープニングセレモニーが行われます。
また、同じく12月1日には、長根リンクで17時から20時まで、公益社団法人八戸青年会議所主催の「イルミネーションナイタースケート in 長根」が行われ、ナイタースケートの前には、14時から16時まで長野オリンピックの金メダリストである清水宏保さんのデモ滑走やスケート教室が行われると伺っております。
中心市街地にイルミネーションを点灯することで、中心市街地を訪れた市民や観光客の方々に楽しんで頂くとともに、震災で被災した市民の心に希望の光を灯し、今後の八戸の復興やまちの賑わい創出につながることを期待しております。
どうぞイルミネーション点灯の期間中には、中心市街地に足を運んでくださるよう、お願いいたします。

 

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【案件3に関する質疑】

 特になし

 

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4.美術館特別展「魔法の美術館」連携事業の実施について

 平成24年12月1日(土)から平成25年1月20日(日)の間、美術館において、特別展「魔法の美術館~親子で楽しむ光のアート~」を開催いたします。この期間中、まちなかで関連イベントを実施することといたしましたので、お知らせいたします。
特別展は、光の中にひそむ影、人の動きに合わせて変化する光など、「光」をテーマに現在活躍中のアーティストたちが、音や映像を使い、「見て」「触って」参加する体験型の現代アートを展示するものでありますが、期間中、関連イベントを開催することで、特別展を盛り上げるとともに、特別展にいらした方にまちなかへ足を運んでいただき、まちなかの活性化を図ることを目的に実施するものであります。
まずは、12月8日(土)13:30から、八戸ポータルミュージアム「はっち」において、「“鳥の翼”と“光”のモビールを作ろう!」と題したワークショップを開催いたします。
さらに、12月16日(日)13:00からは、美術館において、「銀づつみで光る立体オブジェを作ろう」と題したワークショップを開催いたします。
「“鳥の翼”と“光”のモビールを作ろう!」の講師である小松宏誠氏と、「銀づつみで光る立体オブジェを作ろう」の講師である森脇裕之氏は、それぞれ、特別展「魔法の美術館」に「Secret Garden」(シークレット ガーデン)及び「光の波紋」を出品している作家であり、両ワークショップは、親子で楽しめる内容となっております。
なお、12月8日に「はっち」で開催するワークショップは、はちのへ未来ネットと共催で実施するもので、当日は、会場となる「はっちひろば」において、絵本市やおもちゃ市、マカロニを使ったリース作り体験などのイベントを同時開催することとしております。
また、特別展期間中は、美術館の半券を持参することで、まちなかの協力店で受けられるサービスも用意しておりますので、特別展をご覧いただいた後は、まちなかへ足を運んでいただき、特別展と合わせて、まちなかで楽しんでいただきたいと考えております。

 

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【案件4に関する質疑】

 特になし

  

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5.平成24年度南郷名画座事業について

 平成24年度南郷名画座事業についてお知らせいたします。
1月10日(木)から13日(日)までの4日間、スウィングベリーNANGO(南郷文化ホール)において、平成24年度「南郷名画座」を開催いたします。
上映する作品は、「家族」シリーズとして、「息子」「おとうと」の2本、そして、種差海岸国立公園化促進企画として、「幻の馬」「季節風」の2本、合計4本を1日に2本ずつ上映する予定です。
また、12日(土)には、午後の上映作品「息子」の主演俳優であります永瀬正敏さんをゲストにお迎えし、上映前にスペシャルトークイベントを開催いたします。永瀬さんは、昨年、青森県内各地で写真撮影を行い、今年3月には青森県立美術館で写真展「Aの記憶」を開催するなど、青森県にゆかりの方であります。
入場料は、10日・11日・13日は前売り500円、当日600円、トークイベントを実施する12日分は前売り1,000円、当日1,200円となっております。
いずれの作品も、種差海岸や新幹線はやての車内ロケがあるなど、当市はじめ南部地方にゆかりのある作品となっております。これらを是非、スウィングベリーNANGOの大スクリーンでお楽しみください。
 

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【案件5に関する質疑】

 特になし

  

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その他の質疑応答

(第2期 八戸市中心市街地活性化基本計画について)

Q.
第2期の八戸市中心市街地活性基本計画がだいぶ詰まってきて、いずれパブリックコメントという形になると思います。“はっち”での街のにぎわい創出という点では、効果が出ていると思いますが、市長は現状をどのように中心市街地についてお考えなのか、また足りない部分等があればお教えいただければと思います。

A.(市長)
中心市街地の活性化の目的、いつも申し上げておりますが、八戸という街の顔づくりについては、この街に住んでいることの意味を感じるような顔づくりをしたいということです。ですから中心市街地は、全市民が恩恵というか、喜びを感じるような街にしたいということで、これまで取り組んできました。年がら年中、人が混んで、あふれ返っているというようなことではなくて、晴れの日もあれば、穏やかな落ち着いた日もある、メリハリがあって、なおかつ賑やかな時は本当に楽しく賑やかにというような場所になるというのが、本来の中心街だと思っていますので、それに向けて様々な施策をこれまで展開をしてきたところであります。これまで“はっち”を含め、一定の成果を上げてきたと思っていますので、今年度が最終年度ということで、来年度からの5年間の計画の策定に携わっているところです。きょう市議会へ策定状況ということで、概要を報告させていただいたところです。
これまで国と計画づくりについて、いろいろやり取りをしながら、進めてきており、前回は最終段階で国の方と必ずしも調整がスムーズにいかなかった部分がありますが、そういう点において、今回はかなり国とのやり取りもスムーズにできていると思っております。主眼は、一定の効果が現れてきたということがありますが、それをより確実なものにして、市の顔として、中心として、どこにも負けないような場所にできるんだという、そのための施策を中に盛り込んでいきたいと思っています。第2期の計画が、第1期の計画をレベル的に超えるような欲張った形で目指していければと思っております。ただ、まだ具体の事業のところまでは必ずしも詰まっている状況ではありませんので、未確定の部分をかなり含みながらも、国から指導をいただきながら、協議をさせていただきながら、計画を良いものしたいし、実現の可能性が高い計画を作っていきたいと思っております。

 

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(衆議院議員選挙について)

Q.
衆院選があるということで、市長はどなたかの候補者のところに応援に行かれるかと思いますが、市長の今回の衆院選へのスタンスをお聞かせ願えればと思います。

A.(市長)
私も市長という立場でもありますし、市民党を標榜している立場からすると、この場でどなたをという表明するというか、申し上げるのは差し控えさせていただきたいと思います。
ただ、そういうことよりも、私、今回の総選挙には、注目しているというか、相当期待しておりまして、日本のこれまでの基本的な政策が変わる可能性があると思っております。いわゆる新自由主義的な観点で、小さな政府で、規制緩和して、改革をしてというような方向の限界が、今の深刻化するデフレが続いてきている中で、はっきりしてきたと思います。どこを応援するかということを抽象的に言うと、先般、社会保障と税の一体改革の法律が通りました。これは三党合意の中でできたもので、私は大変評価しているのですよ。消費税が2014年4月に3%上がるということは、確かに法律に書いてあるんですが、中身はしっかりとした経済政策をやるんだということが柱になっています。実質2%、名目3%の経済環境を整えるために努力をするんだということで、そのためには経済成長、それから防災・減災といった分野に資金を投入しますよということが書いてあります。おまけにそういう目標が達成できない状況の時は、施行を停止するんだという手続きも書いてありますので、私、経済成長に転換することを法律の明文に書いたすばらしいものだと思っています。それをやるためには、私が前から言っているように、相当の公共投資をやらなければならないわけです。理屈から言ってですね。民間の設備投資がこれだけ冷え込んでいるときに、それだけの経済成長をやるとなれば、相当の公共事業をやらなければならないと思います。これは三党で約束をして、そして、できた法律に書かれている訳で、そうすると今回の選挙で、そういう約束をした勢力が安定的な状況になり、この法律の施行がスムーズにいくような体制になるのを、私は、今度の選挙で望んでおります。そういう意味では、大きく見たときに、そういう環境が整えば、今回の選挙は良かったのではないかと思っております。

Q.
いわゆる国土強靭化をという・・・

A.(市長)
国土強靭化というか、もちろん借金を先に送るといいますが、社会資本を残して、すばらしい街を後世代に残していくというのが、公共投資の本質だと思っております。財政が破たんしたと何十年も言い続けていて、ぜんぜん破綻していませんので、財政の問題というのは、経済成長との兼ね合いで、うまくコントロールしていけば、何の問題もないと思っています。今こんなデフレの中で公共投資をやらないでどうするのという話なんですよ。ですから、そういうことを明確に選挙民に訴えて、それを約束しようとする候補者を私は応援していきたいと思っております。

Q.
社会保障と税の一体改革ということで、いわゆる消費税も増税、その分を地方税化という話もありますが・・・

A.(市長)
分権改革の中で、地方により財源を付与するという方向は、地方6団体が一致して主張して、国にも申し上げているところであります。特に消費税というのは格差と言いますか、団体による偏りが少ない税源でありますので、消費税を上げていくということを単独でデフレの状況でやるというのは馬鹿な話ですから、それと切り離して消費税を上げていくことだけに限れば、やはり地方にそれなりの配分がくるべきだということは私も同意しております。

 

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(復興政策について)

Q.
選挙後に政策の行方が変わるかも知れないというお話しでしたが、復興政策について、こんなふうになったらいいなというお考えが、今のところあれば教えていただきたいと思います。

A.(市長)
震災と関係ないところ、あるいは被災地でないところに、かなり使われているという報道があって、私もあれはいかがなものかという気はしますが、被災した地域については、やはり柔軟にやっていただきたいという思いがあります。それでなくても人が亡くなったり、家がなくなったり、街がなくなったりという中で、あまり厳密な査定ということでなくて、緩やかに幅広く、関係ないのではと言われないような限りで、少し柔軟な支援を継続してやってほしいと思います。少し査定が厳しいというところがあって、これも前に言いましたが、少し元気で明るくなるためには、ある程度柔軟性のある復興財源の手当てが、どうしても必要だと思います。復興については、そういうことが私の一番の思いであります。

Q.
柔軟にというのは、具体的にどういう分野に支援してほしいということですか?

A.(市長)
例えば観光ですね。観光って関係ないのではと思われるかもしれませんが、人が来てもらうことが被災地にとって本当に大きいのですね。いろいろな三陸の関係の首長さんたちと話をしても異口同音にそういうことを言っております。やはり観光分野というのは復旧と関係ないだろうというお話が結構あったことで、いま認められていないのですね。
それから一般防災ですね。一般防災とはこういうことです。いま県もシュミレーションを発表しましたが、より防潮堤を高くしたり、防災のための、将来大きな災害が起きたときのための土台を作るようなものは、復旧ではないのですよ。それは被災地だけでなくて、どこでもやり得る話で、そういうのも認められていないですね。それから下水道のポンプ場は復旧しました。でもこれは応急復旧なのですよ。津波が来ても大丈夫なように、例えば電源を上に上げるとか、そういう完璧な完全な、いわば復興というような形での事業をやりたいんですが、そういうのも認められないのです。細かく言うと、そういうことで、被災地でない所でも、同じようにやらなければならない事業については駄目ということになっているものですから、そこは被災地は特別な目で見て、そういうのも認めてほしい。
特に観光については、みんな来てほしいわけですよ。ボランティアで助けに来るのではなくて、楽しんで、泊まって、そこで何かを食べて、何か買っていってもらえれば、被災地としても非常に勇気づけられるんですよね。そういう観光地としての機能が復旧しているところが、いっぱいあります。そういったことに、復興という意味でお金を使わせてもらえればありがたいと思います。
特に種差海岸は、来年、国立公園になりますので、被災地の復興、仮称ですが三陸復興国立公園の復興という言葉が入っている事業なので、観光であっても、それにつながりますから、そういうのにも認めてもらうとありがたいと思いますが、なかなかそういうのは駄目ということになっているので、柔軟にというのはそういうことです。

Q.
もし復興予算を観光で使えるということになったら、具体的にどういうことをやっていきたいと思っていますか?

A.(市長)
例えば、種差については蕪島周辺の整備であるとか、国が既に行っている東北海岸トレイルという形で遊歩道の整備とか、それから遊歩道を整備するには県道もまたやらなければならないですが、そういったものとか、ビジターセンター、これは国がやりますが、それとあわせた形で、市も施設を造るということもあります。もう画は描いています。画は描いて、報告書になって、どういうふうに整備するかというのはありますが、何せ財源がというところで、できれば、そういうところにも国から支援いただければありがたいと思っております。

 

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(東北新幹線八戸開業10周年について)

Q.
まもなく東北新幹線八戸開業10周年を迎えますが、改めて10年を振り返って、八戸に与えた影響と、今の課題みたいなところ、いかにどのように活用していくのかということを伺います。

A.(市長)
10周年を迎えますが、平成14年12月1日に東北新幹線八戸が開業して、プラスの効果の方が、八戸地域にとって大きかったのではないかと思っています。それはJR東日本のいろいろな形での事業展開もありましたし、八戸の関係者、八戸商工会議所を中心とした経済団体が、相当の準備をして受け入れたということの効果があったのではないかと思っています。誘客推進委員会という形で、みろく横丁の事業であったり、接客についての研修を重ねて、例えばタクシーの運転手なんかもそうですが、そういった努力をして、八戸を売り出すきっかけにつながったと思っています。せんべい汁研究所も平成16年にできていますので、やはりそういった流れの中で、そういう形ができてきたと思います。
特に一番大きかったと思っていますのは、気持ちの変化ではないかと思っております。八戸に人が来てもらっても、何も見せるところがないというような雰囲気、自信のなさがあったのですが、誘客推進委員会のそういった努力とかいろいろなことで、資源を発掘していこうと、すばらしいものがいっぱいあるじゃないかという動きにつながってきていると思っています。
乗客数も開業後6割近く増えて、それが維持されてきていて、しかも新青森まで行っても、震災の影響は除いてですが、さらに盛岡・八戸間が増えている状況にありますので、数字的に見てもプラスの影響は大きかったと思っています。八戸にあった民間会社の支店が仙台に戻ったりという例はないわけではないと思いますが、全体として見ればプラスだと思っています。
今後の課題ということになれば、北海道までの延伸にどう対応していくかということと思っていまして、これには新青森駅開業より大きい影響があるかもしれません。その辺は見通しが不明確なところがありますが、そのためには道南の地域と青森県との連携した取り組みが必要だと思います。お互い行ったり来たりする企画ですね。あるいは海外からのインバウンド対策を共同でやると、函館に外国からお客さんが来たらついでに青森に寄るとか、青森に来た人たちを函館方面に誘導するとか、そういう外国の対策などを共同して取り組みをしていくことが肝心かと思っています。今そういう動きのお互いでの協議が始まりつつありますので、道南の地域と青森県とうまく今回の延伸を活用していくというのも、私としては最大の課題かと思っています。

 

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お問い合わせ先

八戸市総合政策部 広報統計課 (市庁本館4階)

電話 0178-43-9317
FAX 0178-47-1485