発表内容

ロンドンオリンピックメダリストの顕彰について 

1.ロンドンオリンピックメダリストの顕彰について

 皆様すでにご承知のとおり、ロンドンオリンピック女子レスリング競技におきまして、八戸市出身の伊調馨選手と小原日登美選手が前評判どおりの強さで順調に勝ち進み、見事に金メダルを獲得いたしました。
震災後初となるオリンピックの舞台で、お二人の活躍は、八戸市民並びに東北の被災地に大いなる勇気と希望を与えるものであり、二人そろっての金メダル獲得は、まさに当市の誇りであります。
市では、この素晴らしい功績をたたえ、お二人を顕彰することといたしました。
伊調馨選手には過去に平成16年アテネオリンピックの際に市民栄誉賞、平成20年北京オリンピックの際に市民栄誉大賞を授与しておりますが、今回、3大会連続となる金メダル獲得の偉業に対して「八戸市民特別栄誉大賞」を創設し、その栄誉をたたえることにいたしました。
また、小原日登美選手には、悲願であったオリンピックへの出場を果たし、見事、金メダル獲得という快挙に対して「市民栄誉賞」を授与し、その栄誉をたたえることにいたしました。
表彰の時期につきましては未定でありますが、お二人の都合等も考慮しながら検討して参りたいと考えております。

 

配付資料

 

【質疑内容】

Q.
伊調選手と小原選手、それぞれの試合を見た感想を改めてお聞かせください。

A.(市長)
それぞれ金メダルに掛ける思いというのがあったと思いますが、両選手の決勝戦、本当に感動しました。
先に行われた小原日登美選手については、平成20年の引退時に八戸市で慰労会のようなパーティーがありまして、そこに私も出席して、その時に世界選手権をはじめとする国際大会で64連勝で、ポイントは1ポイントしか取られていないということも伺って、本当に残念だなあと、その時は思いました。ただ階級がないということで、その時に引退を決められた訳でありますが、また復活をされて、妹の真喜子さんの引退に伴って、48kg級が空いて、こういう形になったということで、本当に感動的なというか、人生でこれだけのことがあるのかなあと思いで見させていただきました。
また、伊調馨選手については、北京オリンピックの時に応援に行かせていただくことができ、目の前で2連覇の快挙を見てきました。あの時は、苦しんだ金メダルだったのですが、今回は実力が他に追随を許さない形で、強さを発揮した、そのような金メダルだったと思います。
2人の金メダルの色は同じですが、それぞれ歩んできた人生を物語るようなすばらしい結果を出していただいたということに、八戸市民の誇りだと思いますし、感動いたしました。

Q.
伊調選手に対しては、3大会連続金メダルということで、市民特別栄誉大賞を創設するということですが、このネーミングはあえて考えたということですか。

A.(市長)
市民栄誉賞につきましては、従来からある表彰制度であり、前回の北京オリンピックの時には、2大会連続、姉妹でメダルを取られたということで、市民栄誉大賞という形で、別のさらにより重い賞を創設させていただいております。今回は3連覇ということですので、それにふさわしいネーミングにさせていただいたということであります。

Q.
青森県でも、伊調選手に2回目の県民栄誉大賞、小原選手に県民栄誉賞ということで、八戸市だけでなく、青森県はもとより日本全体の希望というか、非常に明るい話題を、八戸市から発信できたということに対して、市長のコメントをいただければと思います。

A.(市長)
昨年3月11日の東日本大震災から1年と5か月が経とうとしています。被災された地域、いまだに傷が癒えない状況が続いているところが多くあります。そういった中で、東北からロンドンに行って、この快挙を成し遂げたということは、八戸はもちろんでありますが、被災された東北全体に対しても、本当に元気や勇気を与えてくれたと思っています。そういう点でも本当に感謝したいと思っています。

Q.
ロンドンの会場の中継をご覧になったと思いますが、会場の雰囲気が、ほぼホームゲームのような状態だったと思っていますが、ロンドンも八戸の会場も同じような雰囲気で応援できたと思っていますが、そのことについてお聞かせください。

A.(市長)
本当は、私も行きたかったのですが、諸般の事情で今回はロンドンに行くことができず、残念だったと思います。ロンドンに行かれた皆さん、選手の応援団という形で行った人たちだけでなく、会場にいる日本人はもちろんですが、その他の関係者の皆さんが応援されている風景を見て、涙が出てきました。
たまたま現地に滞在している家族と電話でいろいろやりとりして、会場の雰囲気は、日本に対する声援が大きかったと聞きました。どうしてそういう状況になったのかは分かりません。会場に日本人が多かったということもあると思います。それだけメダルの期待も高かったということを反映しているのだと思います。

Q.
市民特別栄誉大賞ということですが、創設は本日(8月9日)付で、条例で定めたものですか?

A.(総務部長)
要綱で規定しており、本日(8月9日)付けでございます。

Q.
要綱は改正ということでよろしいでしょうか。

A.(総務部長)
元々ある要綱を改正して、新たな賞として創設したということです。

Q.
前評判というか、期待が非常に高かったですが、このネーミングというのは、もともと市長の中で準備してあった、それとも、きのう勝ってから考えましたか。

A.(市長)
壮行会で、伊調選手は金メダルを取ると明言をしていました。小原選手はがんばるという言い方だったですが、当然メダルを取るだろうという前提で検討し、心積もりをしていました。

Q.
今回の授与式は、被災者の方とか一般の方も参加できるようなオープンなところで差し上げますか。

A.(市長)
前回の北京オリンピックの時も、パレードをして、市庁前広場での授与式という形で行っています。先ほども申し上げたとおり、まだ日程等については未定でありますので、八戸市民全体で祝えるような形を、選手の皆さんの都合も聞きながら、今後スケジュールをつめていきたいと思っています。

Q.
小原選手は今大会で引退するということを明言されていますが、それに対して市長の思いはありますでしょうか。

A.(市長)
先ほども申し上げましたけれども、波乱万丈のレスリング人生だと思います。怪我をした後に選手生命の危機のような状況もありましたが、そこからまた立ち直って選手に復帰して、まだメダルを取る。オリンピックに階級がないということ等で引退を1回して、妹が引退したことに伴って、空いた階級でまた復活をしてきた。
本来であれば、もう少し階級を増やしてほしいと思います。男子に比べると、男子はフリースタイルやグレコローマンなどの階級があったり、そういういろいろな国際的なルールに翻弄されながらも、必死にがんばってきた。そして、その結果を出して、今回引退を表明している訳で、それはそれでお疲れさまでしたという気持ちで一杯です。

Q.
小原選手の復帰について期待というのもあるのでしょうか。

A.(市長)
それはもちろんそうですが、後に続く選手も育っているようでありますので、これからの八戸の子どもたちにも、今回また大きな夢を与えてくれた。もちろんレスリングに取り組んでいる子どもたちも一杯いますし、様々なスポーツをしている子どもたちに、がんばれば世界に通じるというメッセージが強く伝わったと思っています。

Q.
お二人、八戸からの金メダルで、関係者を見ても八戸出身者が多く、吉田選手も八戸ゆかりの選手ですが、いまいち「八戸」という名前が出てこないなあと、私は感じていたのですが、その辺のアピールといいますか、レスリングの地といいますか、何か考えていることはありますか。

A.(市長)
そこは捉え方だと思います。選手紹介のフリップ等では「八戸」と出ていますし、また地元八戸に帰って練習していたり、子どもたちを指導している風景も出ていると思います。またパブリックビューイングでも「八戸」と出ていたり、ちゃんと報道されていますので、むしろ「八戸」の名を高めていただく上で、今回の金メダル獲得は非常にすばらしい効果があったと受け止めています。

Q.
逆に八戸をレスリングでも売っていこうという市側からのアクションみたいなのがあまりないのかなあという気がしますが、いかがですか。例えば町おこしで・・・

A.(市長)
それは全く逆だと思います。八戸市武道館を見ていただければ分かりますように、あのような施設をもっている町は他にはないと思います。武道館の建設時にはアメリカから直接マットを買い付けてきて、そういう環境を整備して、ちびっこレスリングの振興を図ってきたということが、繋がってきているのですよ。ですから、外に向かって「レスリングの町」と旗を振るのではなくて、ちゃんと選手を育てて、国際的な強い選手を育てて、金メダルを取らせたというのは、まわりの環境が大いに貢献していると思います。そこはそういう見方をされると、私としては不本意です。ここまでなったというのは、環境を作ってきたことが非常に大きいと思いますよ。
マットは普通のマットではだめなのですよ。怪我をしないような特殊なマットがあり、それを使わないと選手の強化ができないのですよ。それをいち早く導入して、しかも施設まで作って、そういう子どもたちを育ててきたというのは、今回のメダル獲得の遠因になっていると思います。

 

<上へ戻る>

お問い合わせ先

八戸市総合政策部 広報統計課 (市庁本館4階)

電話 0178-43-9317
FAX 0178-47-1485