レジオネラ症とは 

レジオネラ症

 レジオネラ症は、レジオネラ属菌という細菌が原因で起こる感染症です。これまで、入浴施設で感染した例がたびたび報告されており、中には死亡例もあります。
症状のタイプは2種類あり、それぞれ、「ポンティアック熱」と「レジオネラ肺炎」と呼んでいます。「ポンティアック熱」は発熱や頭痛、筋肉痛などの症状で一般的に軽症ですが、「レジオネラ肺炎」は高熱や呼吸困難、吐き気、意識障害などが出て、急激に重症になり死亡することもあります。
レジオネラ症は、幼児や高齢者、他の病気にかかっているなど、抵抗力の弱い人は感染しやすいので注意が必要です。また、人から人へ感染した事例は報告されていません。適切な予防策で、レジオネラ症の発生を防止しましょう。

レジオネラ属菌

 自然界では、レジオネラ属菌だけが多量に増えるということはありませんが、人工的な環境(加湿器や循環式浴槽、建物に設置されている冷却塔、貯湯槽)が衛生的な維持管理をされていない時などに、繁殖します。これが、レジオネラ症の原因につながっていきます。

感染原因 

 冷却塔水、循環式浴槽水など水温20℃以上の人工環境水では、細菌を餌とするアメーバが多数生息しています。レジオネラ属菌は特定の種類のアメーバに寄生し、その細胞内で増殖します。その数は、アメーバ1個体あたり1,000個にもなります。
増殖したレジオネラ属菌は、やがて宿主であるアメーバを食い殺して、まわりの水中に一斉に放出されます。この水(レジオネラ属菌が含まれた水)が、細かい水滴「エアロゾル」となって空気中を舞った時、これを吸い込んで感染します。
循環式浴槽水、シャワー、ホテルのロビーの噴水、洗車、野菜への噴霧時など「エアロゾル」を吸い込む恐れがあるほか、浴槽内で溺れて汚染水を気管に吸い込んだ時なども感染・発病する恐れがあります。

レジオネラ症の発生予防

家庭において注意すべきこと

1. こまめに浴槽を洗い、壁面の“ぬめり”(レジオネラ菌がいることがあります)が発生しないようにする。
2. 空気取り入れ口から土埃と一緒にレジオネラ菌が入らないようにする。
3. 循環式浴槽、追い炊きができる浴槽等を使用している場合は、適宜換水し、清掃する。浴槽水はできるだけシャワーに使用しない。また、ろ過装置をこまめに消毒する(消毒は塩素が有効です。)。塩素剤による浴槽水の消毒を行う場合は、遊離残留塩素濃度0.2~0.4mg/Lを1日2時間以上保つ。
*遊離残留塩素濃度0.2~0.4mg/Lは家庭用塩素系漂白剤(塩素濃度5~6%)では水100Lで4~8mlの割合。

入浴施設等において注意すべきこと

 入浴施設等においては、青森県入浴施設におけるレジオネラ症の発生の予防に関する条例等に基づいた徹底した衛生管理を行ってください。
入浴施設におけるレジオネラ症の発生予防について [143KB PDF] 

 最近、入浴施設において、レジオネラ症の集団感染が発生し、適切な衛生管理をしていなかったということで告訴された事例もあります。十分に注意して管理しましょう。

保健所に報告してください

 旅館、公衆浴場等の入浴施設は管理状況に応じた頻度でレジオネラ属菌に係る水質検査を行わなくてはなりません。旅館、公衆浴場、プールにおいて、レジオネラ属菌が検出された際は、市保健所に報告してください。職員が施設に出向き、調査を行います。

※旅館の客室ごとに設置された施設その他の利用する都度、浴槽水を換水し、及び浴槽を清掃し、かつ、適宜浴槽を消毒するものなど検査の義務がない浴槽もあります。

青森県入浴施設におけるレジオネラ症の発生の予防に関する条例

青森県入浴施設におけるレジオネラ症の発生の予防に関する条例

お問い合わせ先

八戸市保健所 衛生課 生活衛生グループ(本館地下1階)
電話 0178-43-9375
FAX 0178-43-2231