カラスによる被害と対策

冬季のカラス被害

 冬季にカラスの大群が見られるという現象は、越冬のためユーラシア大陸から飛来したミヤマガラスによるものと考えられます。ミヤマガラスは、林などを「ねぐら」とし、朝夕に大群を成して市街地を飛び回ったり、群れで電線にとまったりし、鳴き声や糞などによる被害が発生します。 

冬季に見られたカラスの大群 群れで電線にとまるカラス

市の対応

 歩道の糞については道路管理者と情報共有し、適宜、清掃を行っております。また、定期的にパトロールを行い、飛来状況等の把握に努めております。

追い払い用ライトの貸出しについて

 カラス追い払い用の高輝度LEDライトを貸出します。

期間:11月から翌年3月末までの期間のうち30日間

貸出窓口:下水道事務所 3階 環境政策課(八戸市江陽三丁目1-111)
(平日 8:15~17:00、電話番号 43-9265)

対象:市内在住の成人

料金:無料(電池が切れた場合、替えの電池は各自御用意ください。)

※ 追い払い方法については貸出しの際に説明します。
※ 本人確認ができる書類(運転免許証など)を御持参ください。
※ 数に限りがありますので原則1人につき1台、1団体につき3台までの貸出しとさせていただきます。事前に在庫状況について電話でお問い合わせください。
※ 在庫状況、普段からねぐらになっている林等、追い払い場所によって貸出しできない場合がありますので御了承ください。
 
※ 要綱はこちら → 八戸市カラス被害対策用懐中電灯の貸出しに関する要綱 [191KB PDF]  

巣の撤去について

  カラスは繁殖期(春~夏)になると、巣に近づく人に対し威嚇や攻撃をすることがあります。被害を未然に防ぐために、自宅の木等に巣を発見した際は、できる限り撤去しましょう。

 特に冬季は木の葉が落ちるため、巣の発見が容易になります。

※巣の撤去は巣ができた土地の管理者が行うことになります。

※卵やヒナがいる巣を許可なく撤去することはできません。卵やヒナがいない秋~冬のうちに撤去しましょう。

市庁舎の木に作られたカラスの巣

 

 

 

 

 

 

 集積所のごみ荒らし

  ハシボソガラス、ハシブトガラスは生ごみをエサのひとつとしており、集積所に置かれたごみ袋の中の生ごみを食べます。1羽がごみ袋をつつき始めると、次々とほかのカラスが集まってきて生ごみを探し始めるので、ごみが散乱することになります。

 カラスは目が大変よく、目でエサを探しています。逆に嗅覚はあまりよくないといわれています。

市の対応
  • ごみ集積所使用のマナーを呼びかける看板やチラシ等の作成をしています。(環境政策課)
  • ごみにかぶせる網(魚網を切ったもの)を無償で提供しています。(清掃事務所、環境政策課)
  • ごみ集積所を管理している町内会に対し、ごみ集積ボックス(清掃事務所)やカラス対策専用網(八戸市環境美化協議会)の購入費用補助を行っています。
被害に遭わないためには
  • 生ごみをコンポスト等でたい肥化し、ごみとして出さない。(エサ断ち)
  • 生ごみをごみ袋の中心に位置するように入れ、外から見えないようにする。(地道にこれらを行った結果、カラスが来なくなった事例があります)
  • ごみ出しの日を守る、ごみを出した後は網をしっかりかけるなど、ごみ出しマナーを守る。  

 

繁殖期の威嚇と攻撃

 春から初夏にかけて(3月下旬から7月くらい)はカラスの繁殖期です。子育てしているカラスは警戒心が強くなり、卵やヒナがいる巣や、巣立ったばかりのカラス(幼鳥)に人が不用意に近づくと、巣や幼鳥を守るために威嚇や攻撃をしてくることがあります。

 威嚇は単独または「つがい」で行い、集団で襲ってくることはありません。また、カラスが威嚇を行うのは卵やヒナや幼鳥を守るためであり、繁殖期以外は威嚇をしないとされています。

カラスの威嚇

 カラスが突然人を襲ってくることはありません。最終的な攻撃にいたるまでには、人が巣や幼鳥に近づく距離に応じ威嚇の段階があります。威嚇の段階を知っておくと、攻撃を受ける前にその場を立ち去るなど対処ができます。

 カラスの縄張りに入ってきたり、巣を見つめている人がいると、その人をじっと監視します。人が移動すると見えるところまで飛び、縄張りの外に出るまで監視を続けます。
巣や幼鳥との距離が近づいてくると、鳴きながら周囲を飛び回り、とまっている電線や枝などをつつきます。明らかに人に向かって鳴くので、多くの人はこの段階でカラスの存在に気がつくと思われます。 
さらに近づくと「ガーッ、ガーッ、ガーッ」と大きな声で鳴き、小枝や葉を下に落としたりします。親ガラスがかなり近い位置まで近づいてくるので、恐怖感を感じます。
それでも巣や幼鳥に近づくと、後ろから頭をかすめるように飛んだり、そのとき足で頭を蹴りつけてくることがあります。    

被害に遭わないためには
  • カラスの巣や幼鳥を見つけても、不用意に近づかないようにしましょう。
  • カラスの威嚇に気がついたら、すぐにその場から離れましょう。
  • カラスは後頭部を狙って威嚇・攻撃をしてきます。どうしても巣や幼鳥のそばを通らなければならない場合は、傘をさすのが有効です。
 営巣対策

カラスの巣 カラスは比較的高い場所(電柱や鉄塔、杉など背の高い木)に巣を作ることが多いのですが、庭木に作ることもあります。

 庭木に巣を作られると、その家や近隣の住民、通行人が威嚇される恐れがあります。巣を作られないようにすることも重要な対策です。枝や葉が密集しないように剪定しておきましょう(枝が三つ又になっていると巣を掛けやすいので、残す枝を2本にする、など)。

 カラスの営巣への対応は、土地の管理者が行うことになります。

 巣に卵やヒナがいる場合、鳥獣保護管理法の規定により、許可なく巣の撤去や卵・ヒナの捕獲をすることはできません。卵・ヒナがいない空の巣の撤去に許可は必要ありません。過去に使った巣を次の子育てに再利用する場合があるので、空の巣は撤去しておきましょう。
※ 捕獲許可についてはこちらのページをご覧ください。  

市の対応

 巣を出た幼鳥が地面などをうろついていて、親ガラスが威嚇してくるような場合は、環境政策課まで御連絡ください。捕獲許可を得た職員が幼鳥を保護し、人気のない市有地に放鳥します。

 守る対象である幼鳥がいなくなることで、親ガラスによる威嚇の軽減が期待されます。

カラスの種類と特徴

 カラス類は国内で6種(ニシコクマルガラス、コクマルガラス、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ワタリガラス)が確認されています。

 市内で年間を通して見られるのがハシボソガラス、ハシブトガラスの2種類で、冬季になるとユーラシア大陸から飛来するミヤマガラスが見られます。その他の種は少数が飛来するのみです。

 カラスは記憶力と学習能力が高いことが知られています。エサのある場所を覚えていて、ごみの出る日には集積所の上の電線でごみが出されるのを待っているほどです。

 カラスの頭の良さのひとつが「貯食」という習性で、食べ物がたくさんあるときにいろいろな場所に隠しておき、エサが少ないときに取り出して食べます。隠した場所を何十箇所も覚えているといわれています。

                   

  • ハシボソガラス

ハシボソガラス

 年間を通して見られる。ハシブトガラスと比べると体がやや小さい。くちばしも小さく、くちばしと頭が滑らかにつながる。 「ガァガァ」と濁った声で鳴く。
雑食性で、集積所のごみを荒らす。
                             

  • ハシブトガラス

ハシブトガラス

 年間を通して見られる。くちばしが大きく、頭が出っ張っている。「カァカァ」と澄んだ声で鳴く。
雑食性で、集積所のごみを荒らす。

  • ミヤマガラス

ミヤマガラス

 冬季に大陸から飛来する渡り鳥。ハシボソガラスやハシブトガラスより体が小さい。くちばしは小さく、根元が白く見える。頭が角ばっている。
 群れで行動し、田んぼに残った落穂や果実などを食べる。集積所のごみを荒らすことはないとされている。

カラスの生態

  • ハシボソガラス、ハシブトガラスとも一度に産む卵は3~5個で、抱卵期間は20日ほどである。幼鳥は巣立ってから1~2週間ほどは、親から食べ物をもらって家族単位で生活するが、その後は独立して集団に入ることになる。 
  • 繁殖はそれぞれのつがいがなわばりを持ち、樹木の中などに巣を作る。
  • 繁殖期以外の時期や繁殖に関わらない個体などは、夜には群れを作り緑地等のねぐらに集る。

 

お問い合わせ先

環境部 環境政策課 環境政策推進グループ
電話 0178-43-9265(直通)
FAX 0178-47-0722