八戸市では、家庭から出る燃やせるごみの約3分の1を占めている「生ごみ」の減量を図るため、段ボールコンポストによる生ごみの堆肥化リサイクルを推進しています。
このページでは、段ボールコンポストの使い方を紹介します。


<目次>

(1)段ボールコンポストとは?

(2)段ボールコンポストのメリット

(3)段ボールコンポストを作ってみよう!

(4)生ごみを入れてみよう!

(5)出来た堆肥を使ってみよう!

<その他>

■段ボールコンポストマニュアル [550KB pdf]
■段ボールコンポストの効果
段ボールコンポストモニターアンケート結果 


(1)段ボールコンポストとは?

 段ボールコンポストとは、段ボール箱を利用した生ごみ処理容器のことです。
その仕組みは、段ボール箱の中に、土壌改良材(※腐葉土や米ぬかなどを入れる場合もあります)を入れた簡単なもので、好気性(酸素を必要とする)の微生物の力によって生ごみを分解し、堆肥(肥料)を作るというものです。
段ボールを容器として使うことによって、生ごみの水分を蒸気として抜き出す効果と、中の好気性微生物に酸素を供給して生ごみを分解させる効果があります。

(2)段ボールコンポストのメリット

段ボールコンポストには、次のようなメリット(長所)があります。

 ☆電気を使わない!

 段ボールコンポストは、生ごみ処理機のように電気を使用しないので、電気代がかかりません。また、省エネにもなります。

 ☆発酵剤などの薬品を使用しない!

 段ボールコンポストは、微生物の力だけで生ごみを分解処理するので、発酵剤などの薬品を使用しません。生ごみを入れてかき混ぜるだけです。

 ☆材料が安い!

 段ボールコンポストは、段ボール箱と2種類の土壌改良材があれば簡単に出来ます。特別な容器や機械を購入する必要がありません。
土壌改良材はホームセンターや園芸店などで1,000円~2,000円程度で販売しています。

 ☆安全な肥料として使える!

 段ボールコンポストを使ってできた堆肥は、化学肥料を使わない安全な有機肥料として、畑や家庭菜園などで使用できます。

(3)段ボールコンポストを作ってみよう!

 Step1.用具と基材を準備しよう!

 【容器】

○段ボール:みかん箱程度の大きさ。出来るだけ厚いものを選んでください。
○土台用の箱:通気性を良くするため、段ボールを直接地面につけないように 土台(下敷き)を用意します。 例)段ボール箱、ビールケース、すのこ など

○新聞紙:段ボールのフタとして、新聞紙など水分を吸い込む素材のものを 置いてください

【基材】

○ピートモス:腐植した水ごけが堆積したものを乾燥、粉砕したもの。 園芸用の土壌改良材として、ホームセンターなどで販売されています。
○もみがらくん炭:もみ殻を炭にしたもの。土壌改良材としてホームセンターなどで販売されています。脱臭効果もあります。

【道具】

○園芸用スコップ:かき混ぜるときに使います。先がとがっているので、箱を傷つけないように気をつけてください。

○ゴム手袋:かき混ぜるときに使います。入れる生ごみによっては傷つくこともありますので気をつけてください。

○温度計:段ボールコンポストの中の温度を計るのに使います。

○計量はかり:投入する生ごみを計量するのに使います。

Step2.段ボールを組み立てよう!

  段ボールを箱状に組み立てます。底が抜けるのを避けるため、ガムテープなどで合わせ目をしっかりと固定した後に、新聞紙や段ボールを敷いて、底を強化します。 

 ※発泡スチロールやプラスチックケースでは、水分が蒸発できず、また中の微生物も酸素を供給できないので、容器として使用できません。

 ※段ボールをビニール袋などで覆わないで下さい。

Step3.基材を入れて、保管します。

(1)基材を段ボールに入れます。

 「ピートモス」と「もみがらくんたん」を、3:2の割合で段ボールに入れ、よくかき混ぜてください。
目安として、1日に生ごみを500g入れる場合、ピートモス15リットル、もみがらくん炭10リットルを入れてください。

(2)土台と新聞紙のフタを用意します。

  段ボールコンポストは、生ごみの分解に伴って、全面から水分(水蒸気)が出るため、下からの蒸発を妨げないように、通気性のよい箱状の物を土台にします。

※直接地面に置くと、底が湿って段ボールが壊れやすくなります。

(3)温度が高い、通気性のよいところに置きます。

  温度が約20℃以上ある、通気性のよい場所に置いてください。
温度が低すぎると(10℃以下)、微生物の活動が弱まり、生ごみの分解が進みません。
屋外に置く場合は、雨に濡れないようにしてください。

保管写真では段ボール箱を土台としました。

(4)生ごみを入れてみよう!

  1日約500gを目安として、生ごみを入れてかき混ぜます。生ごみの量は少なくても構いません。かき混ぜる際は、空気と基材がよく混ざるように、全体をかき混ぜてください。
また、出来るだけ毎日かき混ぜるようにしてください。

 ※4日以上かき混ぜていないと、虫が発生することがあります。

 【生ごみを入れる際の注意事項】

〔1〕生ごみは出来る限り水を切ってから入れてください。
  ※水が多いと温度が低くなり、生ごみが分解されにくくなります。

〔2〕次のものは入れてもあまり分解されません。
○卵の殻(粉々に砕いて入れてください。)

○魚や肉の骨(魚の骨で大きいものは砕いて入れてください。肉の大きい骨は分解しにくいので入れない方がいいです。)

○貝殻(分解されません。)

○たまねぎやとうもろこしの皮(分解に時間がかかります。)

○レモンなどの柑橘類(酸性が強い食品は微生物の活動に影響を及ぼすので、入れるときは一度に大量に入れないようにしてください。)

〔3〕温度が低くなりすぎないよう調整してください。
○開始当初は、土ぼこりの舞い上がりを防ぐため、また微生物の活動を進めるため、コップ一杯程度の水分を、霧吹きなどで吹きかけてください。

野菜くずなどが多くなると、あまり温度が上昇せず、生ごみの分解が遅くなります。※温度が低いと、虫(ダニや小バエ)が発生するおそれがあります。

肉、魚、ご飯などを入れると、温度が上がりやすくなります。
※高い時で50℃位まで上がることがありますので、かき混ぜる際はご注意ください。

使用済みの食用油を適量(コップ一杯程度)入れると、温度が上がりやすくなります。

〔4〕臭いについて
○一度にたくさんの生ごみを入れると、温度が急激に上がり、カビや土くさい匂いがしますので、入れる量を調整してください。

○生の魚や肉などを入れると匂いがきつくなりますので、気になる場合は、コンポストを換気のよい場所に移して1~2日置いてください。
※魚や肉は一度火を通してから入れると匂いが少なくなります。

〔5〕カビ・虫について

○基材の表面に白カビが生えることがありますが、これは好気性菌であり、人体には無害なものです。

○生ごみを4~5日間入れないでかき混ぜないまま放置すると、小バエやダニなどの虫が発生する場合があります。できるだけ毎日生ごみを入れて、しっかりかき混ぜるようにしてください。

〔6〕虫(ダニや小バエ)が出た時は、生ごみの投入を止めて、土に戻してください。 

(5)出来た堆肥を使ってみよう!

○段ボールコンポストは、約3ヶ月間を目途に使用してください。
※使用してから3ヶ月程度で、段ボールが水分を吸ってもろくなります。
※段ボールによっては(1日500gの生ごみを投入した場合)、3ヶ月程度で中身がいっぱいになります。

○黒土と混ぜて、約1ヶ月ほど寝かすと、堆肥として利用できます。

○次回の段ボールコンポストに使用済みの基材を少し混ぜると、分解が進みやすくなります。

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お問い合わせ先

環境部 環境政策課 資源リサイクルグループ
電話 0178-43-9362

FAX 0178-47-0722