国重要文化財
是川遺跡出土品(追加指定) 

 
【文化財の種別 】重要文化財(考古資料)
【名称・員数】青森県是川遺跡出土品
既指定 633点 追加指定 330点  計 963点   
       【所有者】八戸市(青森県八戸市内丸1-1-1) 

 

追加指定までの経緯

是川中居遺跡の出土品は、昭和37年に633点が「陸奥国是川遺跡出土品」として重要文化財に指定されています。その後、八戸市では平成5年に縄文学習館建設予定地調査、平成11~16年に遺跡の範囲・内容確認のための発掘調査を行っており、遺構の内外から多数の土器類・石器類、特に低湿地の捨て場からは木製品や漆製品など植物質の遺物が大量に出土しました。

この出土品のうち330点が、わが国を代表する縄文時代晩期の集落遺跡出土品として、生業や漆工芸技術、精神活動を復元するうえで貴重な資料であることから、平成23年3月18日、国の文化審議会から文部科学大臣への答申により、追加指定されることが決まりました。

 

1.文化財の概要


追加指定品の内容は、縄文時代晩期を主体とした土器・土製品類109点、木製容器・箆形木製品・ヤス軸柄などの木器・木製品類72点、籃胎漆器・木胎漆器・弓・櫛などの漆製品80点、磨製石斧・石匙・石刀等の石器・石製品類61点、刺突具・垂飾など骨角製品類8点で構成されます。

漆製品は遺存状態が良好なもの多数を含み、容器・狩猟具・装身具など多種多様であり、黒漆の上に赤漆を重ね塗りする技術は、その水準も極めて高いといえます。また、木製品には、数本が束ねられた状態で出土したヤス軸柄や、石斧柄などがあり、狩猟や伐採といった生業活動の復元、それらの形態的特徴の研究、さらに樹種同定の結果などによる縄文時代の樹木利用の実態を知るための資料となっています。

 ⇒ 是川遺跡の概要について

 

 

2.是川遺跡出土重要文化財の内訳

是川遺跡は、大正9年から昭和の初めにかけ泉山岩次郎・斐次郎氏により発掘が行われ、その約5,000点の出土品は、昭和36年に八戸市へ寄贈されました。昭和37年2月2日、これらの出土品のうち、633点が国の重要文化財に指定されています。今回の330点の追加指定により、同遺跡出土品963点が国の重要文化財となります。

青森県是川遺跡出土品


  • 土器・土製品 393点
  • 木器・木製品   19点
  • 漆製品     21点
  • 石器・石製品 200点
     以上大正・昭和年間出土
     既指定 633点
  • 土器・土製品 109点
  • 木器・木製品  72点
  • 漆製品    80点
  • 石器・石製品  61点
  • 骨角製品    8点
     以上平成5・11~16年出土
     追加指定 330点

 


 

 

3.今後の活用

今回の追加指定品は、今年開館予定の是川縄文館常設展示室及び、特別収蔵庫において、展示・収蔵する予定です。

  

お問い合わせ先
八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館 縄文の里整備推進グループ
〒031-0023 青森県八戸市大字是川字横山1
電話 0178-38-9511
FAX 0178-96-5392