発掘情報-平成22年度-
八幡遺跡
所在地 八戸市大字八幡字館ノ下
調査期間 7/22~8/9 (調査終了)
遺跡の年代 縄文・古代~近代
八幡遺跡は、八戸市南西部に位置し、縄文時代晩期~近代にわたり営まれた遺跡です。これまでに3回にわたり発掘調査が実施され、古代の竪穴住居跡、中世~近代の竪穴遺構・掘立柱建物跡・堀跡・柵・土坑などが検出されています。特に平成18年度の調査では、櫛引八幡宮を管理していた別当の居住地「普門院」とみられる江戸時代の大型屋敷跡を発見し、大きな成果となりました。
今年度の調査では、24㎡を発掘しました。調査の結果、古代の竪穴住居跡と中世・近世の竪穴遺構、時期不明の土坑などが見つかりました。
八幡遺跡発掘状況
千石屋敷遺跡
所在地 八戸市大字八幡字五日町
調査期間 4/13~4/21、6/28~7/9 (調査終了)
遺跡の年代 縄文・古代・中世・近世
千石屋敷遺跡は、古代~近世を中心とする遺跡です。遺跡北側には櫛引八幡宮が所在しており、本遺跡は櫛引八幡宮に関わる寺院・代官屋敷・衆徒などの屋敷地の一部に相当すると考えられます。これまでの調査で、縄文時代の土坑・溝状土坑、中世~近世の竪穴建物跡・土坑・土坑墓・溝跡が検出されています。
今回の調査は、4月に発掘調査を実施した地点の西側にあたる場所で、面積は40㎡です。調査総面積は、160㎡になります。この部分からは、古代~近世の土坑・土坑墓・溝跡などが見つかり、遺跡が西側に広がることを確認することができました。
千石屋敷遺跡発掘状況
林ノ前遺跡
所在地 八戸市大字尻内町字熊ノ沢地内
調査期間 6/7~9/22 (調査終了)
遺跡の年代 縄文・平安ほか
林ノ前遺跡は、八戸市北西部に位置し、丘陵斜面に作られた平安時代の集落・生産遺跡です。竪穴住居や土坑が繰り返し作られ、等高線に沿ってひな壇状に分布しています。これまで9ヶ年にわたり調査を実施し、平安時代の大規模な集落であることが明らかになりました。また、縄文時代の土坑や遺物が出土し、複数の時代にわたって営まれた遺跡であることもわかっています。
今年度は、約600㎡を調査し、平安時代の竪穴住居跡・土坑・溝跡が多数見つかりました。丘陵頂部は溝で囲まれており、溝の内側にも遺構が繰り返し作られていました。同じような溝はこれまでの調査でも検出しています。東西に広がる丘陵の頂部に溝で囲まれた複数の平場が作られ、居住地が営まれていたと考えられます。
林ノ前遺跡発掘状況
八戸城跡
所在地 八戸市内丸2丁目8-3 地内
内丸3丁目5-12地内
調査期間 5/11~6/15 (調査終了)
遺跡の年代 縄文~江戸
八戸城跡は、八戸藩2万石の藩主の居城、藩庁が営まれた近世城郭です。三八城神社・三八城公園にあたる本丸と、八戸市庁・龗神社などが位置する二の丸から構成されます。これまで26ヶ所におよぶ発掘調査を実施し、縄文時代や平安時代などの江戸時代以前の遺構・遺物も検出されています。
今年度は、八戸藩の重臣の屋敷地とされている二の丸において、2ヶ所の地点(調査面積:166㎡・284㎡)を調査しました。調査の結果、縄文時代の溝状土坑、江戸時代の掘立柱建物跡・土坑・土坑墓・焼土遺構・堀跡などが見つかりました。
八戸城跡発掘状況
湯ノ沢遺跡
所在地 八戸市大字櫛引字湯ノ沢・永森地内
調査期間 4/20~6/25 (調査終了)
遺跡の年代 縄文・古代・近世
湯ノ沢遺跡は、縄文時代・古代・近世の集落跡です。昨年度の調査で、縄文時代の竪穴住居跡(後期)・土坑(早期・後期)・屋外炉(後期)・集石炉(早期)、古代の竪穴住居跡、近世の掘立柱建物跡・集石遺構・柵列などが検出されています。特に丘陵の尾根上から縄文時代後期の墓と思われる土坑が複数確認されています。
今年度の調査では、1,200㎡を発掘しました。調査の結果、昨年度複数の土坑が見つかった丘陵の隣接地で、土坑群の続きが見つかりました。また、土坑の分布が、丘陵の傾斜が強くなるところで途切れることがわかり、丘陵上の土坑の範囲を捉えることができました。
湯ノ沢遺跡発掘状況




