八戸市新美術館管理運営基本計画

 市では、有識者や市民・関係団体の皆様等からのご意見を参考としながら、新美術館の事業計画や収集方針、運営形態などの具体的な運営方針を示す、管理運営基本計画を策定しました。
今後は、この計画をもとに、市民・地域とともにつくる美術館としての運営を図って参ります。

八戸市新美術館管理運営基本計画

 八戸市新美術館管理運営基本計画 [6606KB pdf] 

 

八戸市新美術館管理運営基本計画の概要について

 八戸市新美術館管理運営基本計画【概要版】 [1192KB pdf] 
 

種を蒔き、人を育み、100年後の八戸を創造する美術館
~出会いと学びのアートファーム~
新美術館の活動イメージ

  展示・調査研究・収集保存という「美術館」が担う基本的な役割に、人々が互いに刺激し合いながら感性を高め、育まれていく"共育"を担う「アートの学び」と、観光や福祉、地域コミュニティなど様々な分野を横断した総合的な文化政策を担う「アートのまちづくり」を加えた、3つの役割を融合させた美術館としていきます。

 

 新美術館活動モデル図

新美術館の特徴
  1. アートの学びを提供する美術館
     アートを通した学びに重点を置き、表現者と鑑賞者の関係としてだけでなく、アーティストや美術館スタッフと市民が対話し、一緒に何かを作る、考える、学ぶ、知るなど、人々が出会うことで生まれる体験・経験を提供すると同時に、その体験や経験が育むものを尊重・重視して事業を展開します。
     
  2.  基本事業とパイロット事業
     美術館活動の根底を支える「基本事業」と、基本事業の枠を超え、企画内容や目的に応じて組織横断的なチームを編成し、市民や地域と連携しながら実施する「パイロット事業」の2つの柱で事業を構成します。
     
  3. 市民・地域とともに新しい価値を創造する
     地域の方々やアーティスト、教育機関、企業など、美術館活動を一緒に行うパートナーを「共創パートナー」と位置付け、美術館側で企画立案を行うだけではなく、共創パートナーも企画を提案できる仕組みを設けます。
     また、市民参加の新しい仕組みとして、美術館活動に関わる市民の方々を、アートでコミュニティを耕し、育む「アートファーマー」と位置づけ、スタッフや専門家などと共に学びながら、様々な経験ができる環境を整えます。
     
  4. 教育機関との連携
     子どもたちの力を伸ばし、自ら新しい価値を作り出せる人を育むため、教育委員会や小中高校との連携を図り、美術館内での取組のほか、学校内で展開するプログラムも充実させます。
     また、特徴的な活動をしている市内の大学・高専が有する専門性と連携し、経済や福祉、まちづくりなど、アートの力を他業種や多分野と融合させ、新しい価値の創出につながるプログラムを実施します。
主要美術分野

 アートが有する自由な価値観や創造性で人々を育み、まちを変えていく原動力とするため、新美術館では、以下を主要美術分野として事業を展開します。

  • 八戸地域の芸術文化を継承していく役割を担う美術館として、地域ゆかりの近・現代の美術を中心に扱います。また、収蔵作品や有形・無形の文化資源のほか、地域で展開されている様々なアート活動や生み出された新しい価値も含めて「地域の宝」とし、後世へとつないでいきます。
  • 八戸地域の芸術文化の独自性や特徴などの理解を深めるため、地域に関連した、あるいは比較対象となる、国内外の美術を扱います。
  • アーティストと市民が出会い、対話し、ともに何かをつくることにより、新たな気づきや価値観をもたらすことを期待し、人々とのコミュニケーションをテーマとした作品など、時代を反映した多種多様な作品形態が存在する現代美術を扱います。
収集方針

 「地域の芸術や文化、まちの歩みに寄り添いながら、未来を見据え、多様な価値観を創出し、人を育むための美術資料の収集を行う」という収集理念を設定し、以下の項目のいずれか1つ以上を満たす作品及び関連資料の収集を目指します。収集にあたっては、専門家で構成する「美術品等収集委員会」での検討・承認を経て行います。

  • 八戸市を中心とした近隣地域ゆかりのもの。
  • 八戸地域における新たな魅力の創造や学びにつながるもの。
  • 八戸の美術を美術史全体の中で位置づけられるもの。
     
運営形態

 これまでの活動実績等を考慮し、「市直営+一部外部委託方式」を採用します。組織体制については、館長、ディレクターで構成する管理経営機関が事業方針の決定及び進行管理を行い、学芸員や事務員等のスタッフで構成する運営執行機関が方針に基づき企画立案や業務改善等を行います。
 また、新美術館の運営組織とは別に、日常的に新美術館の運営組織と連携・協働しながら事業を行う機関の活動拠点を館内に整備し、事業の充実を図って参ります。